ウェブ広告を始めた経営者の多くが、最初につまずくポイントがあります。それは「数字が多すぎて、何をどう判断すればいいのか分からない」という壁です。管理画面を開くと、インプレッション、クリック、CTR、CVR、CPC、CPAといった指標が並び、しかもそれぞれが日々変動します。「結局、この広告はうまくいっているのか?」と聞かれて、すぐに答えられる人は多くありません。
前回は、広告の良し悪しを最終的に判断する指標としてCPA(顧客獲得単価)の重要性についてお話ししました。CPAは「1件の成果を得るために、いくら広告費がかかったのか」を端的に示す、非常に分かりやすく強力な数字です。ただし、CPAだけを見ていると、「なぜ成果が出ているのか」「なぜ急に悪化したのか」といった原因までは見えてきません。
そこで今回は、CPAという結果を生み出している“途中の数字”に注目し、広告のどこに課題があり、どこを改善すべきなのかを判断するための指標の読み方を整理していきます。ここを理解できるようになると、ウェブ広告は運任せのものではなく、経営判断に使える武器へと変わっていきます。
