
先日は「ビジネスで “貯める”べき 3つのモノ|どれが一番重要? | 3S Marketing Lab」の記事で顧客台帳が大切ということを書きました。
顧客台帳の中にはお客さんの名前だけではなく、メールアドレスや電話番号などの連絡先も必要ですよね。
そこで問題になってくるのが「どうやって連絡先をもらうか?」
リアルに会って話して、好印象を与えれば、割と簡単に連絡先はもらえそうですが、
ネットという人とリアルに会えない環境で全くあったこともない人から連絡先をもらうのは結構ハードルが高い!
お客さん側からすると、連絡先をあげたらしつこい営業にあわないか?大量のメールを送り付けてくるんじゃないか?という不安で、簡単には連絡先を渡そうとはしません。
でも、連絡先がもらえなければ顧客台帳にもお客さんが貯まっていかないし、結果、売上も頭打ち。
どうにかして連絡先をいただきたい…
さぁ、あなたならどうしますか?
本記事ではどうやって連絡先をもらうかを解説します。
ネットで連絡先をもらう最大のポイントは「入り口の作り方」
リアルの場であれば、名刺交換や会話の流れで自然と連絡先を交換できます。しかしネットでは状況がまったく違います。相手はこちらの顔も声も空気感も知らない。あなたがどんな人物で、どんな考えを持ち、どんな価値を提供してくれるのかも分からない。その状態で「連絡先をください」と伝えても、ほとんどの人は慎重になって当然です。
だからこそ、本気で顧客台帳を充実させたいのであれば「ネット上で連絡先を渡してもらえる状況」を意図的に作る必要があります。
この記事では、そのための方法を“結論を出し切らずに概要だけ”お伝えします。が、先に方向性だけはハッキリ言えます。ネットで連絡先をもらうには、適切な「入り口」を設計すること。そしてその入り口の中心にあるのが、リードマグネットという考え方です。
ネットでは連絡先を渡すこと自体が「リスク」になる
お客さんが連絡先の入力をためらう理由は、とてもシンプルです。
メールが大量に届くのでは?
しつこく営業されるのでは?
よく知らない人に情報を渡して大丈夫?
こういった不安がほんの少しでもあると、連絡先を入力する手前でスッと離脱してしまいます。つまり、あなたがどれだけ素晴らしい商品やサービスを持っていても、「不安>メリット」になった瞬間、連絡先は絶対に手に入りません。
では逆にどうすれば“不安を超えるメリット”を感じてもらえるのか?これがネット集客の本質的なテーマです。
大切なのは「信頼の種」を先に植えること
ネットで連絡先をもらうためには、まず信頼の種を撒く必要があります。といっても難しく考える必要はありません。必要なのはたった3つです。
- あなたが怪しくない人だと分かること
- あなたの提供する情報が役に立つと分かること
- もっと知りたいと思う“理由”があること
このすべてをスムーズに満たす方法が「価値の先出し」です。
といっても、いきなり大きな教材を渡したり膨大な資料を作り込む必要はありません。むしろ、ちょっとした一枚のチェックリストや1分の動画でも十分役割を果たします。ポイントは、相手の頭の中にある「いま知りたいこと」に寄り添うこと。ここがズレると、どれだけ手の込んだものを作っても反応しません。
「もっと知りたい」と思ってもらえた瞬間がチャンス
相手が少しでも興味を持った瞬間、初めて “連絡先を渡す理由” が生まれます。人は理由のない行動はとりません。ましてや個人情報の提供となれば、なおさらです。
だからこそ連絡先をもらいたければ、その前に「理由」を用意する必要があります。その理由こそが、“これを受け取りたい” と相手が思う価値の提示。この目的を自然に満たしてくれる仕組みが、リードマグネットです。
リードマグネットとは何か?
リード(見込み客)、マグネット(磁石)。その名の通り、見込み客を引き寄せる「価値のプレゼント」のことです。
具体例を挙げると、次のようなものがあります。
・1分で読めるチェックリスト
・3〜5ページのPDFガイド
・初心者がつまずくポイント集
・SNSテンプレート
・簡易診断
・動画レッスン
・ワークシート
・業界の“知らないと損”リスト
どれも大した準備は必要ありません。それでいて、反応は劇的に変わります。
ポイントは、“中身”よりも“方向性”です。相手がいま抱えている悩みや不安、知りたい情報に直結する内容であれば、ほんの1ページでも強力なリードマグネットになります。
なぜリードマグネットは連絡先獲得に強いのか?
理由は3つあります。
1. 先に価値を受け取ると、相手の警戒心がスッと溶ける
人の心理は単純で、「良いものをくれた人=信頼できる人」です。
2. 連絡先を渡す“理由”が生まれる
「登録してください」では動かない人も、「○○を無料でもらえる」なら納得します。
3. 自然と「もっと知りたい」という気持ちが生まれる
人は良い体験をした相手に興味を持ち、その後のメールや案内もスムーズに読んでくれます。
これらによって、連絡先取得のハードルが大幅に下がるだけでなく、取得後の関係構築も圧倒的に進みやすくなります。
ネットで顧客台帳を増やす仕組みは、ここに集約される
この記事で伝えたいのはとてもシンプルです。
連絡先がもらえなければ、顧客台帳は増えない。
顧客台帳が増えなければ、売上の土台も育たない。
では連絡先をもらうには何が必要か?
その答えはひとつです。
リードマグネットを作ること。
ネットで成果を出している人の多くが導入している理由はここにあります。連絡先の取得率、見込み客の質、そのあとの売り上げの安定度。すべてがここから変わります。
勉強会でリードマグネットの作り方を話しました。
顧客台帳を充実させて売上を安定させたい方は、是非、3Sマーケティング実践会で一緒に勉強しませんか?
